米中央情報局(CIA)のジョン・ラトクリフ長官が今週モスクワを電撃訪問したのは、ロシアに対し北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃しないよう警告するためだったことが、この訪問について説明を受けた関係者の話で明らかになった。ラトクリフ氏のモスクワ訪問が公式に確認されたのは初めて。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、米情報当局の新たな分析について報じていた。同分析では、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が今後数年以内に、加盟国への限定的な攻撃でNATOの結束を試そうとする可能性があるとされていた。米当局者らは、ウクライナとの戦争で追い詰められ国内でも圧力にさらされているプーチン氏が、サイバー攻撃から小規模な地上侵攻まで幅広い攻撃に踏み切る可能性について懸念を強めている。攻撃対象はバルト諸国の1国になる可能性が高いとWSJは報じている。