「幸せな老後」と聞くと、あなたは何を思い浮かべるだろうか? 十分な貯金や健康な体、家族や友人とのつながりを思い浮かべる人も多いかもしれない。しかし、年齢を重ねても毎日を楽しめる人には、それだけではない共通点があるようだ。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「老後も幸せでいられる人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「老後も幸せでいられる人」の特徴・ナンバー1Photo: Adobe Stock

「幸せな老後」って、いったい何なのか?

「幸せな老後」と聞くと、あなたはどんな生活を思い浮かべるだろうか?

 十分な貯金があること?
 それとも、健康な体があること?
 家族や友人に恵まれていること?

 ……もちろん、どれも大切かもしれない。

祖母の密かな楽しみ

 私の祖母は、80代になってから突然ピアノを習い始めた。
 ピアノ経験はほとんどなく、「昔から一度弾いてみたかった」というのが理由だった。

 祖母の家にはピアノとオルガンがあって、私が遊びに行くと「ピアノを弾いて」とよく言われた。

「今から始めて、弾けるようになるの?」と聞くと、
「別に上手にならなくてもいいの。ピアノに毎日一回は触るっていう、自分との約束なだけだから」
 という答えが返ってきた。

 その話を聞いて、幸せに年齢はあまり関係ないのかもしれないと思った。

 では、何歳になっても新しいことを楽しめる人は、何が違うのだろうか。

「意味がない」と思った瞬間、可能性はなくなる

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。

こう感じたこともあるはずです。
私は、私の人生を生きているんだろうか?
それとも、ただ時間を消費しているだけなんだろうか?

しかし、私たちがコントロールできるのは、一発逆転のような結果ではありません。
今、この瞬間の小さな一歩だけです。
「どうせできない」
「意味がない」
そう思った瞬間、可能性の芽は摘み取られてしまいます。
でも、動ける人は違う。
たった1つのヒトデを救うように、小さな行動を積み重ねていく。
そんな、あきれるほど小さな一歩を踏み出せる人こそ、自分の可能性を信じ、未来を切り開くことができるのです。

――『あきれるほど小さい習慣』より

 年齢を重ねるほど、「今さら始めても意味がない」と思うことは増えるかもしれない。

 今から勉強しても遅い。
 今から趣味を始めても上達しない。
 今さら新しい場所へ行っても仕方がない……。

 しかし、「意味があるか」を考えて何もしなければ、毎日は変わらない。

幸せな人は「今さら」と言わない

 一方で、老後も幸せでいられる人は、結果ばかりを求めない。
 小さくても「やってみたい」を行動に変えるから、新しい経験が生まれ続ける。

 老後も幸せでいられる人の特徴・ナンバー1は、「今さら意味がない」と自分の可能性を閉ざさないこと

 何歳になっても、人生を変えられるのは「今、この瞬間の小さな一歩」だけ。

 その一歩を踏み出し続ける人ほど、歳を重ねても人生を楽しみ続けられるのだ。