老後は、自由な時間が増え、好きなことを楽しめる時期でもある。しかし、時間に余裕ができたからといって、誰もが充実した毎日を送れるとは限らない。年齢を重ねても新鮮な気持ちで人生を楽しめる人と、どこかパッとしない毎日を送る人では、何が違うのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、その意外な違いについて解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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大人になるほど、「初めて」が減っていく
子どものころは、毎日のように「はじめて」があった。
はじめて自転車に乗ったり、はじめて行く場所だったり……。
そんな経験を、あなたもしたことがあるはずだ。
旅行先で、チェーン店に入ってしまう
この前、両親と旅行をしたときのことだ。
せっかくなので、その土地ならではの郷土料理を食べようという話になった。
私が店を探して「ここ、行ってみない?」と提案すると、「でも、口に合わなかったらどうしよう」と言われた。
結局入ったのは、普段から知っている全国チェーンの店だった。
もちろん、知っている店なら失敗する可能性は低い。
何を頼めば、どんな料理が出てくるのかもだいたいわかる。
ただ、せっかく知らない土地まで来たのに、食べるものまで「いつもと同じ」なのは、少しもったいない気もした。
「正解」を求めすぎなくていい
『小学生でもできる言語化』には、こんな一節がある。
なので、先ほどのぼくの文章もあくまでひとつの例に過ぎず、ほかにもいろいろな完成形があるはずです。
――『小学生でもできる言語化』より
これは言語化について書かれた一節だが、人生にも通じるところがあるのではないだろうか。
私たちは大人になるほど、「失敗しない選択」をしたくなる。
せっかくお金を払うなら、おいしいものを食べたい。
せっかく時間を使うなら、楽しめることをしたい。
新しいことを始めるなら、できればうまくやりたい。
もちろん、そう考えること自体は悪くない。
しかし、「正解」を選ぼうとしすぎると、いつの間にか、すでに知っているものばかりを選ぶようになる。
けれど、あなた自身が考えて、導き出した答えにこそ意味がある。
そこに、「これが正解」というものはないのだ。
老後がパッとしない人は「失敗」を恐れる
老後の人生がパッとしない人の共通点・ワースト1は、失敗を恐れることだ。
失敗を避けて「いつもの選択」だけを繰り返していれば、失敗しない代わりに、新しい発見も起こりにくくなる。
大切なのは、すべての選択を正解にすることではない。
「ちょっと気になるから、やってみよう」
そう思ったときに、いつもとは違うものを1つ選んでみることだ。
たとえ期待外れだったとしても、「やってみたら自分には合わなかった」ということがわかる。
それも立派な新しい経験である。
何歳になっても人生に「初めて」をつくれる人ほど、毎日は少しずつ変化していくのだ。









