人生がうまくいかなくなるのは、大きな失敗や間違った選択をした人だけだと思っていないだろうか。真面目に働き、特別悪いこともしていないのに、なぜか「こんなはずじゃなかった」と感じる人もいる。その差は、いったいどこで生まれるのか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「人生を大きく左右する習慣」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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人生は「悪いこと」をしなくても、うまくいかなくなる
借金をしたわけでもない。
それに、大きなトラブルを起こしたわけでもない。
仕事だって、サボっていない。
それなのに、気づけば「なんで自分の人生、こんなことになっているんだろう」と感じることがある。
あなたにも、そんな経験はないだろうか?
いつまでも転職しない友人
「転職したい」と何年も言い続けている知人がいた。
今の仕事が嫌いというほどではない。
ただ、「このままずっと続けるのも違う気がする」と話していた。
そこで、「転職活動してるの?」と聞くと、「まだ。忙しいから、落ち着いたらしようかな」という。
半年後に会っても、答えは同じだった。
彼女は怠けているわけではない。
毎日きちんと会社へ行き、仕事もしている。
ただ、「求人を一つ見る」「自分の経歴を書き出す」といった小さな行動を、ずっと先延ばしにしていた。
人生を分けるのは、「自分との約束」
『あきれるほど小さい習慣』には、こんな一節がある。
最初の一歩を「大きく始めた人」は途中で息切れしてしまいます。
しかし、「小さく始めた人」は流れを生み出し、いつの間にか止まらなくなる。
このベビーステップこそが、モメンタム(勢い)を生み出し、行動を加速させます。
ロケットスタートで速く進もうとして燃え尽きるよりも、ゆっくりでも小さな一歩を積み重ねる。
そうすることで、想像もできないほどの大きな成果につなげられるのです。
――『あきれるほど小さい習慣』より
人生は、一度の大きな決断だけで決まるわけではない。
「今日くらいいいか」「もう少し余裕ができたら」……。
そうやって自分との小さな約束を破っても、その日に何か悪いことが起こるわけではない。
だからこそ、怖いのだ。
「何もしない」を積み重ねない
勉強しようと思ったのに、今日もやらなかった。
運動しようと思ったのに、今日もやらなかった。
環境を変えたいと思いながら、今日も何もしなかった。
正直、一日だけなら、ほとんど差はない。
しかし、それが何年も積み重なれば、「こんなはずじゃなかった」という場所まで来てしまうことがある。
なにも悪いことをしていないのに、人生がめちゃくちゃになる人の特徴・ワースト1は、「いつかやろう」と先延ばし続けること。
自分の人生を破壊するのは、大きな失敗だけではない。
今日できる小さな一歩を何度も見送ることもまた、気づかないうちに未来を変えてしまうのだ。








