「老後にやりたいこと」と聞かれたら、あなたは何を思い浮かべるだろうか? いつまでも楽しむためには、一体どうすれば良いのだろうか。実は、老後が退屈になる人には、ある共通点があるという。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「老後になにもできない人の共通点」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

【いやだ】「老後になにもできない人」の共通点・ワースト1Photo: Aodobe Stock

「老後にやりたいこと」はありますか?

「老後にやりたいこと」と聞かれたら、あなたは何を思い浮かべるだろうか?

 海外旅行に行きたい。新しい趣味を始めたい。運動をして健康に過ごしたい。

「時間ができたら、あれもやりたい」と考えている人は多いかもしれない。

「時間ができたらやる」と言っていたのに…

 友人と趣味について話していたときのことだ。

 ずっと英語を勉強したいと思っているものの、「毎日30分くらいやらないと意味がなさそうだから、今は時間がなくて」と言っていた。

「老後になったら時間もできるし、ちゃんとやりたい」

 そう話していた。

 しかし、「30分やらなければ」と考えると、始めること自体が億劫になる。

 結局、「せっかく時間があるのに、30分も毎日勉強するのって、なんか違うかも」と悩んでいた。

 時間ができることと、行動できることは、実は別なのかもしれない。

 では、どうすれば新しいことを始められるのだろうか。

「30分」ではなく「1分」から始める

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。

多くの人は、新しいことを始めようとするとき、「まず何をやるか」という内容ばかりを考えてしまいます。
でも、私たちを億劫にさせているのは、「まず何をやるか」よりも「時間」なのです。
「30分はちょっと……。でも、1分だけならできそう!」
そう思うと、なんだか始められそうな気がしませんか?
たったこれだけで、心理的なハードルは驚くほど下がります。
だからこそ、まずは1分以内でできることを考えましょう。
簡単かどうかを見分ける目安は、「熱があってもできるレベル」かどうかです。
普通の風邪なら「これくらいは、まあ、できるかな」と思えるくらいにまで、最初の一歩のハードルを下げます。

――『あきれるほど小さい習慣』より

 私たちは、新しいことを始めるなら「ある程度まとまった時間が必要」と考えてしまいがちだ。

 英語なら30分。運動なら1時間。読書なら1章。

 しかし、その考え方が、始めるハードルを上げてしまう。

「まとまった時間」にこだわるのは危険

 すぐに動ける人は、あきれるほど小さく始められる。

 英単語を1つ覚える。スクワットを1回する。本を1ページ読む。

 それなら、忙しい日でもできる。

 なにもできなくなる要因は、「時間ができたら、ちゃんとやろう」と考えることにある。

 時間ができれば、自然と行動できるようになるわけではない。

「1分だけでもやる」という習慣を今から身につけておくことが、老後も新しいことを楽しめる自分をつくるのだ。