株式投資で資産を増やし続ける人たちは、「株の売買タイミング」をどう見極めているのでしょうか?「株価チャートのクイズに答えるだけで株のセンスが身につく」――そんなユニークなスタイルで人気を集めているのが『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』です。著者は、2000億円超を運用した元ファンドマネジャー、楽天証券の窪田真之さん。この記事では、本書のポイントを紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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株で稼げる人ほど、上昇トレンドに長く乗る
保有株が順調に値上がりし、含み益が大きくなってきた。そんなときに突然、株価が急落したら、あなたはどうするでしょうか。
「せっかく増えた利益を失いたくない」
「まだ利益が残っているうちに売っておこう」
そう考えて、すぐに売りたくなる人は多いでしょう。
しかし、窪田真之さんは『株トレ』の中で、株で大きな利益を得るためには、上昇トレンドの途中で簡単に手放さないことが重要だと強調しています。
上昇中の株が突然、急落したらどうする?
『株トレ』に掲載されている、Q社の週足チャートを見てみましょう。
Q社株を「ここで買った」と書かれたポイントで100株購入したとします。
買ってから8週間ほどは、株価は買値近辺を行ったり来たりしていました。しかし、1,900円台での値固めを終えると株価は上昇。そこからは、順調に高値を更新していきました。
ところが、ここで状況が一変します。それまで上昇を続けていた株価が急落し、チャートには長い陰線が出ています。
含み益が大きく減るのを目の当たりにすると、「ここからさらに下がるかもしれない」と不安になるでしょう。
ここでQ社株を売るべきでしょうか。それとも、そのまま保有すべきでしょうか?
Q社の週足チャート。あなたなら、どんな投資判断になる?
正解は…
窪田さんの判断は、「様子見」です。
ポイントは、直近の急落だけを見るのではなく、もう少し長い期間で株価のトレンドを見ることです。
Q社の株価は急落したものの、移動平均線はまだ上向きです。つまり、長い陰線が1本出たからといって、これまで続いてきた上昇トレンドが崩れたと判断するのは早いということです。
実際、その後のQ社株がどうなったかを見てみましょう。
トレードが上手い人ほど、上昇トレンドの株をあわてて利確しない
Q社株は再び上昇し、その後大きく上昇しました。急落したところで慌てて売っていたら、その後の大きな上昇を取り逃していたことになります。
株のトレードが上手い人ほど、利確を遅らせる
株式投資では、含み益が増えるほど、「せっかくの利益を失いたくない」という気持ちも強くなります。
そのため、少し大きな下落があるだけで、「今のうちに利益を確定しておこう」と売りたくなります。
それでは、10%20%ですぐに利益を確定してしまい、その後の大きな上昇を取り逃すことになります。
だからこそ、上昇トレンドに乗った株は、途中の値下がりだけを見て簡単に手放さないことが大切です。
上昇トレンドが続いている限り、利益を伸ばしていく。大きく上がる株をつかんだときに、どこまで利益を伸ばせるかが、株のトレードで稼ぐための重要なポイントです。



