稲盛和夫一日一言Photo:SANKEI

京セラ創業、日本航空(JAL)再建など数々の実績を残した稲盛和夫氏。その言葉には、経営だけでなく、仕事や人生に通じる普遍的な知恵が詰まっています。『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)から、一日一つの言葉をご紹介します。今日の仕事や人生のヒントは、この言葉の中にあるかもしれません。

9月29日、今日は何の日?

 9月29日は「招き猫の日」です。

「くる(9)ふ(2)く((9)」、つまり「来る福」という語呂合わせから、日本招猫倶楽部が1995年に制定しました。商売繁盛や福を招く縁起物として親しまれてきた招き猫に、改めて感謝する日とされています。

 商売では「よい縁に恵まれた」と感じる場面があります。大切な顧客との出会い、思いがけない紹介、新しい取引先とのつながりなど、人との縁が事業を大きく動かすこともあります。

 ただし、縁は偶然だけで続くものではありません。約束を守る、期待に応える、相手の立場を考える。日々の小さな信用の積み重ねが、「またこの会社と仕事をしたい」という次の縁につながります。

 企業同士の関係にも、さまざまな形があります。なかでも買収や合併では、それまで別々に歩んできた会社同士が、一つの組織として進んでいくことになります。

 制度や待遇をそろえるだけでは、うまくいくとは限りません。歴史も文化も異なる二つの会社が一緒になるとき、何を最も大切にすべきなのでしょうか。

 9月29日の言葉から、稲盛和夫氏が考えた「買収・合併を成功させるために欠かせないこと」について見ていきましょう。