検索では手に入らない「熱量」を持て
もう50年近くも前のことです。インターネットもSNSもなかった当時、街のあちこちに電話ボックスがあって、そこには「電話帳」というものが置いてありました。その分厚い冊子には、地域住民の名前・住所・電話番号が載っていたのです。いまでは考えられないほど、“個人情報ダダ漏れ”の時代でした。
――『ビジネスエリートのための 教養としての文豪』より
――『ビジネスエリートのための 教養としての文豪』より
今ならSNSで簡単に著名人にメッセージを送れるかもしれません。しかし、情報が限られていた時代には、街の電話帳をめくり、硬貨を握りしめて公衆電話からダイヤルを回すという「物理的な手間」が必要でした。
ここで私たちが学ぶべきは、ツールの便利さに反比例して、現代人の「行動の熱量」が下がっていないか、という問いです。検索すればすぐに答えが見つかる現代だからこそ、自らの足と手を使って本質に迫ろうとする泥臭い姿勢は、他のビジネスパーソンと明確な差をつける強力な武器になります。
あなたには今、電話帳を引いてでも直接話を聞きたいと思えるほどの「熱狂」があるでしょうか? 便利な時代にこそ、あえて自ら動く情熱を忘れないでいたいものです。




