WSJに掲載されたニュースから、鍵となる単語や表現を選び、意味と背景を解説する「英語でニュース深読み」。今回はhydronymを取り上げる。「ハイドロニム」と発音するこの言葉になじみがある人は少ないだろう。実際、ニュースに登場した際、英語圏でもその意味を調べたという声が多く聞こえた。英和辞書で調べると、「水名、水域の固有名詞」という意味が出てくる。ギリシャ語のhydro(水)とonoma(名前)を語源としている。似た言葉としてacronym(頭字語)やsynonym(類義語)を思い浮かべると分かりやすい。この言葉が話題となったのは、貿易を巡り対立が激化している米国とカナダの関係においてだ。トランプ大統領は両国の間にあるオンタリオ湖を「アメリカ湖」に改称する大統領令に先月署名した。カナダのカーニー首相はソーシャルメディア上で以下のように応じた。「カナダ国民は米国が変わりつつあることを知っている。その貿易関係、外交政策、国定史跡、水名(hydronym)が。しかし、われわれは現実の名前としてそれがオンタリオ湖であることーー過去、現在、そしていつまでもーーも知っている」と。
【英語でニュース深読み】hydronym
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