人工知能(AI)を巡る終末論的な懸念が最高潮に達する中、世界で最も強大な権力を持つドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席という2人の指導者が、米ワシントンで来週開かれる首脳会談でこの技術について協議する予定だ。緊張の背景にあるのは、米中がAI覇権を巡り激しい競争を繰り広げる一方で、安全性の問題に対する両国の見解が大きく異なっていることだ。米国では、人間の制御を超える強力なモデルや自律型兵器、あるいは悪意を持つ者による兵器製造を支援しかねない強力なツールへの対策に議論の焦点が当てられてきた。トランプ氏は規制によるガードレール(安全策)の必要性を重視してこなかったが、著名な米AI企業の幹部らは、安全性を優先するため開発の減速を呼びかけている。
AI安全策めぐり同床異夢、米中の思惑には深い溝
米国での議論がテクノロジーの脅威から人類を守ることに重点を置く一方、中国政府が重視するのは共産党体制の維持だ
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