高速道路のインターチェンジ(東名三好インターチェンジ)Photo:PIXTA
日本の高速道路は全国でネットワーク化され、アクセス性が日々向上しています。しかしその反面、経路の選択肢が増えたことで、ドライバー自身がルートを比較・検討することも重要になっています。ここで一歩間違えると、通行料金や所要時間が大きく増えてしまいます。こうした損をしないための“作戦”の立て方を、高速道路に精通するライターが詳しく解説します。(ライター・プランナー 植村祐介)
※本稿は、高速道路に乗る前の下準備について紹介する「入門編」となります。運転中の注意点を解説する「実践編」は下記のリンクからお読みいただけます。
>>高速道路で「うっかりガス欠」を招く“空白エリア”の実名、100km以上もガソリンスタンドなし!
高速道路に乗る前に
“作戦”を立てると効果的
日本の高速道路は「欧米の主要国と比べて通行料金が高い」「交通量に対して車線数が少なく渋滞しがち」といった弱点があります。
しかし北海道の一部などを除き、一般道に比べると格段に短い時間で移動できる高速道路は、長距離のドライブとは切っても切り離せない存在です。
ただし、計画を立てずに漫然と利用しているだけでは、高速道路のメリットをあまり享受できません。しっかり下準備をしないと、想定以上に通行料金がかかったり、渋滞に巻き込まれて移動時間が長くなったりします。
現在の高速道路は全国でネットワーク化され、つながっていない“ミッシングリンク”も徐々に解消されつつあります。これによって利便性が向上したのは確かですが、経路の選択肢が増えたことで、出発地から目的地まで複数のルートが存在することも珍しくありません。
そのため、出発地と目的地の組み合わせによっては、所要時間は同じくらいなのに通行料金が異なるケースが出てきます。距離は遠回りになるのに、所要時間が短くなる場合もあり、ルート選択が移動の効率を大きく左右します。
このため、週末の遠出などで高速道路を利用する際は、事前に“作戦”を立ててから利用することをおすすめします。
現在は、車載型カーナビやスマホのナビアプリを含め、ドライブで何らかのナビを使う人がほとんどでしょう。これらのナビを立ち上げて目的地を指定すれば、どこのインターチェンジ(IC)で高速道路に乗ればいいのか、どこのICで降りればいいのか、そして所要時間はどのくらいかをすぐに教えてくれます。
ナビがなかった時代は、前日に道路地図帳をチェックして、出入りするICや、右左折する交差点などを下調べしていたことを考えると、隔世の感があります。
しかし現在も、ルート選択などの“作戦”を立てる上では、この下調べが効果的であることをご存じでしょうか。







