オフィスで話をする2人のビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

仕事や転職について誰かに相談したい。でも、もう少し自分の中で整理してから……と考えているうちに、時間だけが過ぎてしまう。そんな経験はないだろうか。実は、人に相談するのが苦手な人には、意外な共通点があるという。「相談できない人」から抜け出す方法とは。※本稿は、退職学(R)研究家の佐野創太『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)の一部を抜粋・編集したものです。

悩みを相談できない人に
共通している話し方

 キャリア相談の現場で、よく聞く言葉があります。

「こんなこと相談していいかわからないんですが」「何から話せばいいのか」

 前置きが長い。謝りながら話し始める。ときには、「どこから話せばいいですか?」と聞かれることもあります。

 そんなとき、私は「まとまっていたら、ここにはいらっしゃらないから、いいんですよ」と伝えます。すると、ほっとした表情を見せてくださいます。

 声が大きくなり、表情に余裕が出て、笑ってくれるようになります。「というか、こんなこと思ってましたけど、こっちのほうがいいですね」と、自分にツッコミを入れるようにもなります。「できないなと思ってましたけど、そういえば手伝ってくれる人がいます」と、「そういえば」を起点に良いことを思い出すことも増えます。

 でも、相談に来る前は、みんな同じことを考えています。

「何から話せばいいんだろう」

 話があちこち飛んでしまいそうで、相手を困らせてしまいそうで、「もう少し、自分の中で整理してから」と思っているうちに、また1カ月が過ぎていくのです。