GLAYのTAKUROさんGLAYのTAKUROさん Photo:SANKEI

転職しようと求人サイトを見て条件を徹底比較するも決められない......。なぜ人は、「情報渋滞」に陥いるのか。筆者は、GLAYのTAKUROさんの言葉が「視点を変えるスイッチ」になったと紹介します。※本稿は、退職学(R)研究家の佐野創太『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「もう少し調べてから」に
とらわれてしまう人々

 求人サイトを閉じた。もう2時間も見ている。気になる会社はいくつもある。でも応募ボタンを押せない。

「もう少し調べてからにしよう」

 そう思って口コミを見る。口コミを読むと、今度は気になる言葉が出てくる。

「残業が多い」「成長できる」「評価制度があいまい」

 気になってさらに検索する。気づけば別のサイトを開いている。比較表はどんどん埋まっていくのに、応募先は一つも決まらない。「情報が足りないんだろうな」と思う。

 でも本当にそうでしょうか。キャリア相談をしていると、この状態によく出会います。転職だけではありません。引っ越し先を決めるとき。結婚式場を探すとき。新しいパソコンを買うとき。調べれば調べるほど、かえって決められなくなる。

 これが、情報渋滞の典型的な状態です。

 情報渋滞とは、情報を集めれば集めるほど、集めた情報をいまの自分の頭で真剣に考えるほど、かえって動けなくなる状態のことです。「もっと調べれば答えが出るはず」と思っているのに、頭がごちゃごちゃしてきて、考えているはずなのに前に進んでいない。