佐野創太
「会社の悪口が止まらない人」に教えたい、GLAY TAKUROの感情リセット術
転職活動で「また面接に落ちた」と悩む人に共通しているのが、前職の“悪口”をつい口にしてしまうこと。その裏には、まだ整理しきれていないネガティブな感情が隠れている。GLAY・TAKURO氏が音楽づくりの中で実践している「感情を整理する力」をヒントにして、次の一歩を踏み出そう。筆者がおすすめする“退職成仏ノート”は、心を整え、前を向くための鍵になるはずだ。※本稿は、佐野創太『脱 会社辞めたいループ』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。

善良サラリーマンを「会社辞めたい」ループにハメた「悪魔のエージェント」の後悔
「転職すれば人生が変わる」そんな希望を支えるはずの転職エージェントが、ときに求職者を不幸にしてしまうことがある。自身もエージェントとして働いた経験を持つ著者・佐野創太氏は、“人のキャリアを売ってしまう”現実を目の当たりにしたという。業界の内側に潜む“天使と悪魔の顔”、そして信頼できるエージェントを見抜くために知っておきたい仕組みに迫る。※本稿は、佐野創太『脱 会社辞めたいループ』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「何回転職しても満足できない人」が知らない残酷な真実
「いい会社に転職すれば、今の悩みはすべて解決する」。そう信じて転職を繰り返しても、気づけばまた“辞めたい”気持ちに戻ってしまう。転職支援の現場を知る著者・佐野創太氏は、この終わりなきループの正体を“転職神話”と呼ぶ。会社も人も変わり続ける時代に、仕事で本当に満たされるために必要な視点とは何か。※本稿は、佐野創太『脱 会社辞めたいループ』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。

求人票は、「アットホーム」「フラット」といった「形容詞」に注意しよう。求人票で注目すべきは、定量的な情報だ。自分と年齢・性別比率の近い企業の求人票を調べよう。

転職希望の企業で、副業してみよう。副業先の正社員登用で、選考を「顔パス」することもある。実際に働くことで、実務能力や魅力が伝わる。

「書類選考→面接→内定通知→入社」の企業はなるべく避ける。「オファー面談」や「課題プレゼン」がある企業は、「人を大切にする」といえるだろう。転職は、五感をフルに使って企業との相性や違和感を察知する行為だ。

攻めと守りの企業発見・分析のどちらも行おう。「労働基準関係法令違反に係る公表事案」はウェブサイトで誰でも簡単に見ることが出来る。掲載されているのは、大手企業や有名企業だけでなく、メディアが報じない中小・中堅企業の実態もわかる。SNSや退職エントリも調べよう。

転職エージェントや転職サイトが、すべてではない。「かつてのバイト仲間」「親族の仕事仲間」「名刺交換した人」「趣味のつながり」「SNS」の五つで、転職の糸口をつくろう。歳を取るほど、つながりは重要になる。
