佐野創太
求人票は、「アットホーム」「フラット」といった「形容詞」に注意しよう。求人票で注目すべきは、定量的な情報だ。自分と年齢・性別比率の近い企業の求人票を調べよう。

転職希望の企業で、副業してみよう。副業先の正社員登用で、選考を「顔パス」することもある。実際に働くことで、実務能力や魅力が伝わる。

「書類選考→面接→内定通知→入社」の企業はなるべく避ける。「オファー面談」や「課題プレゼン」がある企業は、「人を大切にする」といえるだろう。転職は、五感をフルに使って企業との相性や違和感を察知する行為だ。

攻めと守りの企業発見・分析のどちらも行おう。「労働基準関係法令違反に係る公表事案」はウェブサイトで誰でも簡単に見ることが出来る。掲載されているのは、大手企業や有名企業だけでなく、メディアが報じない中小・中堅企業の実態もわかる。SNSや退職エントリも調べよう。

転職エージェントや転職サイトが、すべてではない。「かつてのバイト仲間」「親族の仕事仲間」「名刺交換した人」「趣味のつながり」「SNS」の五つで、転職の糸口をつくろう。歳を取るほど、つながりは重要になる。
