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元白バイ隊員の筆者が、交通違反の取り締まり現場の実情を明かします。「なんでこんな所に警察がいるんだよ」と驚かれたり、「点数稼ぎでしょ?」と疑われたりと、警察官にはドライバーからさまざまな声が寄せられます。白バイ隊員はどのような思いで取り締まりの現場に立っているのでしょうか。また、警察はどのような車に目を付けるのでしょうか――。(元白バイ隊員・ライター 睦良田俊彦)
交通違反は「悪意」ではなく
「油断」から生まれる
「まさかこんな場所で捕まるとは思わなかった」。交通違反で切符を切られたドライバーから、そんな声を聞くことは少なくありません。
しかし、白バイ隊員として現場に立っていた立場から言わせてもらうと、警察はドライバーを驚かせたり、不意を突いたりする目的で取り締まりを行うわけではありません。
もちろん、行き当たりばったりで待ち構えているわけでもありません。過去に起きた事故や違反のデータを分析し、発生しやすい場所を特定した上で、交通違反を減らすために取り締まりを行っているのです。
今回は元白バイ隊員としての経験をもとに、ドライバーが違反をしやすい場所や、警察が取り締まりを行う場所の特徴について解説します。
筆者の経験上、交通違反は「悪意」ではなく「油断」から生まれることが少なくありません。そして、ドライバーが油断しやすい場所は大きく三つあります。
一つ目は、見通しの良い直線道路や緩やかな下り坂です。
周囲に遮るものがなく、しかも下り坂であれば、アクセルを踏まなくても自然とスピードが出ます。そのため、気づかないうちに指定速度や法定速度をオーバーしがちになります。
速度をオーバーした状態で信号が赤になると、法定速度を守っていれば止まれたはずのタイミングで停車できずに「赤信号無視」となってしまう可能性があります。
二つ目は、交通量が少なく信号機のない交差点です。
「どうせ他に車はいないだろう」という気の緩みから、「止まれ」(一時停止)の標識や道路標示があっても停止せず、徐行だけで通過してしまうケースが多く見られます。中には、徐行すらせずにノンストップで通過する車両がいるのも事実です。







