外国人部下に通じない日本人上司の「常識」、部下の我慢が隠してきたマネジメントの弱点写真はイメージです Photo:PIXTA

日本語を上手に操る外国人部下
日本人上司との関係性習得は別

 日本で勤務する外国人社員が急増している。日本語を上手に操る外国人と仕事をしていると、相手が日本語だけでなく、日本企業の常識まで理解し、受け入れているような錯覚に陥る。

 敬語を使い、日本語で資料を作り、会議でも不自由なく発言する。それなら日本人の部下と同じように接しても大丈夫と考えてしまう。

 しかし、日本語を習得したことと、日本人上司の仕事の進め方に納得していることは別である。むしろ、彼らは日本語が理解できるため、日本人上司の説明不足や判断の曖昧さが、語学力の問題ではないことまで分かってしまう。

「外国人は自己主張が強い」「日本式の仕事を理解していない」と嘆く日本人上司は多い。しかし日本人上司は、自分たちが育成、配慮と呼んできたものを、外国人部下の視点で見直した方がよい。文化の違いという便利な説明で、上司自身の問題を覆い隠していないだろうか。