原油価格の上昇が世界各国の債券市場を揺り動かす引き金になっていることは間違いない。だが、各国の債務の水準は債券市場のリスク要因としてどれほど大きな影響を及ぼしているのだろうか?これは今なお金融市場で議論の的となっている。例えば米国市場だけについて考えれば、利回りを押し上げてきた主な要因はインフレ期待と、それに伴う米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測だと多くのアナリストはみている。しかし、ここ数週間の利回り上昇をそれだけで完全に説明することはできない。サンフランシスコ連銀の試算によると、投資家が長期債を保有する見返りとして要求するリターンの上乗せ幅は、短期金利の動きだけでは説明できないほど大きく拡大している。これは、他の懸念材料が投資家心理に影響を与えていることを示唆している。
世界的な債券安、政府債務の水準で濃淡
原油価格が債券の利回りを押し上げているが、政府債務の大きさも主なリスク要因となっている
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