仕事で疲れたら、休日はできるだけ何もせずに休みたい。そう思う人は多いだろう。一方で、忙しく働いているのに、プライベートも楽しみ、なぜかいつも生き生きしている人もいる。仕事も人生もうまくいく人は、何が違うのだろうか。話題の書『仕事・人間関係で損する人、得する人』(伊庭正康)をもとに、ライター・柴田賢三氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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過酷な職場でも、なぜか生き生きしていた同僚
以前、一緒に働いていた同僚に感心したことがある。
もう30年以上前のことだが、とんでもないブラックな職場環境で、早朝から深夜まで働きっぱなし。休日もロクに与えられず、私は疲弊し切っていた。
家に帰ると寝るだけで、たまにもらえた休日も同じ。それでも疲れがとれず、仕事のパフォーマンスが低下していることも自分で気づいていた。
ところが、似たような過酷な状況にいるはずの同僚は、なぜか生き生きとしていて、仕事ぶりも抜群だった。
ある日、彼に「プライベートな時間をどう過ごしているか」聞いたら、寝る間を惜しんで好きな映画やドラマ、ゲームを楽しんでいるという。
「体力的には寝たほうがいいことはわかっているんですけどね。自分の好きなことをやっているほうが仕事のヒントにもつながって、やる気が出るんです」
人生がうまくいく人の特徴・ベスト1:仕事以外にも「夢中になれるもの」を持つ
リクルートグループで営業部長などを歴任後、研修会社を立ち上げた伊庭正康氏の著書『仕事・人間関係で損する人、得する人』の中に、「ワークライフバランス」についての項目がある。
伊庭氏は、「仕事とプライベートのバランスを保つ」ことは大切だとした上で、この考え方の前提にあるのは「仕事とプライベートは対立するもの」という思い込みだと指摘。
これを「互いに豊かにし合うもの」として捉える“ワークライフエンリッチメント”という生き方を提案している。
それぞれの経験を行き来させながら、学びやスキルを広げていくことです。
仕事で得た知見が私生活を豊かにし、私生活での経験が仕事の成果につながる。
そんな好循環をつくれる人ほど、成長のスピードも速くなります。」
――『仕事・人間関係で損する人、得する人』より
仕事もプライベートも、互いを豊かにできる
この一文を読んで、かつての同僚のことを思い出した。
たしかに、自分のまわりを見渡すと、仕事ができる人ほど“ワークライフエンリッチメント”を自然にこなしている。
私は、いまだに時間があればダラダラと寝て過ごす。
この本を読んで、ワークもライフも、彼らと歴然とした差がついていることに気づき、少し焦った。
『仕事・人間関係で損する人、得する人』には、自分も「ちょっと真似してみようかな」と思えるような、人生を豊かにする考え方や習慣がいくつも紹介されている。
まずは、休みの日に「寝る」以外の楽しみをひとつ増やすところから始めたい。








