気づけば、今日も予定がびっしり。会議が終わればすぐ次の仕事に取りかかり、空いた時間にも細かなタスクを片づける。そんなふうに、毎日まじめに仕事をこなしている人は多いのではないだろうか。もちろん、がんばることは悪くない。しかし、その働き方が、かえって自分を苦しめることもある。話題の書『仕事・人間関係で損する人、得する人』(伊庭正康)より特別に本文の一部を抜粋、再編集してお届けする。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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ワースト1:予定をぎっしり詰め込む
新人だった頃の私は、いわゆる「まじめ」なタイプでした。
会議前のわずかな時間も資料作成にあて、打ち合わせが終わればすぐ次へ……。
常に予定を詰め込み、「忙しい状態」こそ、がんばっている証だと信じていました。
上司から、何度も注意されたセリフがあります。
「もっと、当たり前を疑いなさい」
効率を後回しにし、目の前のタスク処理に追われる私への戒めの注意です。
でも、まじめなタイプが横着になるのは、簡単ではありません。
私がそうだったのでよくわかります。
なんとなく、時間に余白ができることに罪悪感を持つからです。
余白があるなら、「がんばらないと……」と、つい埋めてしまうもの。
「ゼロにする」のではなく「減らす」
そこで、おすすめなのが、「まったくゼロにする」のではなく、「減らす」作戦です。
たとえば、会議をゼロにするのではなく、60分の打ち合わせは40分で設定する。
この効果はあなどれません。これだけで20分の余白が生まれます。
この余白がタスクを処理できるスキマ時間の捻出にもなり、結果として残務が減り、残業がなくなるわけです。
私も社会人になって3年目、残業なしで帰れるようになり、まだ暗くなっていない夕方のうちに帰路につけるようになったときの喜びは、今でも忘れられません。



