仕事で問題が起きそうなとき、周囲に迷惑をかけたくなくて、ギリギリまでひとりで粘ってしまうことはないだろうか。しかし、そのがんばりが、かえって周囲を困らせてしまうこともある。では、仕事で信頼される人は、どう行動するか? 話題の書『仕事・人間関係で損する人、得する人』(伊庭正康)より特別に本文の一部を抜粋・再編集してお届けする。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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ワースト1:問題が起きそうなときに、ひとりで仕事を抱え込む
これまで組織で抜擢される人を数多く見てきて、ひとつたしかなことがあります。
それは、彼らは「早めに相談する」ことをためらわないということです。
むしろ、「まだ大丈夫」と思えるうちに声を上げる。「ヤバくなってから」ではなく、「ちょっと気になってきた段階」で動きます。
ハーバード・ビジネス・スクールのエイミー・C・エドモンドソンは、心理的安全性の研究の中でこう述べています。
「支援を求めることは弱さではない。問題を組織に早く共有することで、修正コストを劇的に下げる行動だ」
ひとりで抱え込む人は「弱みを見せない」ことで自分を守ろうとしますが、実際には問題を大きくしているだけということもあります。
「早めのSOS」は、自分を守るだけでなく、チームを守る行為なのです。
「甘い見立て」は、周囲を焦らせる
プロジェクトの締め切りまでまだ2週間ある。
今のところ、自分ひとりでなんとかなりそうだ。
でも、資料の量が想定より多く、「もしかしたら、最後の3日間が厳しくなるかもしれない」と、頭の片隅でうっすら感じている。「まだ大丈夫」「なんとかなるだろう」と粘る。
そして締め切り3日前、ちょっとヤバいな……、よし、なんとか間に合わせるぞ、と無理してがんばり、なんとか帳尻を合わせる。
自分は「セーフ!」と思っていたとしても、周囲はこう思うわけです。
「いつも、バタバタするよな……」
「もっと早く言ってくれれば、手伝うのに」
そう思うのが、正直なところです。



