ジェインリー・モンゴメリーさんは、ニューヨーク州バファロー近郊で開催されていたカーニバルを友人と楽しんでいた際、お腹がすいたのでハラルフードのキッチンカーに立ち寄った。 外に貼られた写真を見て、モンゴメリーさんはドラマ「ミステリーゾーン(原題:トワイライトゾーン)」の一場面にいるような気分になった。名前は見覚えのあるものだったが、料理そのものはどこか見慣れたようで、しかし何かが間違っているように感じられた。 特に不気味だったのはシャワルマ(味付けした肉を串に刺し回転させながら焼き、薄いパンなどに包んで食べる料理)の画像だった。モンゴメリーさんにはひよこ豆入りのトルティーヤロールのようなものにしか見えず、表面には円形の模様がびっしり並んでいた。 「エイリアンが人間の食べ物を想像したらこうなるだろう、という感じにしか見えない」とモンゴメリーさんは話す。 だがそれはエイリアンの仕業ではなかった。人工知能(AI)によるものだった。 AIが生成した宣伝用の食品画像は、テイクアウトのメニューからデリカウンターまで、あらゆる場所で見られるようになっている。この技術はレストラン経営者にとって、注文した宣伝用の写真を待つ間の手軽な解決策になるほか、プロによるマーケティング素材の代わりとしてコスト効率の良い選択肢にもなり得る。 これらの画像の多くは注目を集めることに成功している――ただし、客の食欲をそそるという目的においてではない。異様に左右対称なルッコラサラダや、不自然に光る麺の写真がソーシャルメディア(SNS)で広く拡散され、AIの失敗の象徴として話題になっている。 救命具の浮き輪のようなエビや、恐竜の皮膚のような質感の鶏肉を写実的に描いた画像は、嫌悪感や吐き気を引き起こす。その根底には、根源的で、異様な底知れぬ恐怖感が漂っている。
食欲より不快感 AIメニュー画像に大きな反発
AIモデルには「原子炉の炉心から回収されたような」チキンウイングを描き出すものも
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