市場では、値上がりしたものは遅かれ早かれ、必ず調整局面を迎える。今週はまさにその通りの展開となり、テック株は大きく値下がりし、10月上旬に付けた直近高値からの下落率が10%に達した。こうした相場下落にはいくつもの要因が絡み合っている。金利上昇に伴い投資家の選別姿勢が強まっていることに加え、市場では人工知能(AI)ブームの勝者と敗者を見極めるという、長期にわたる複雑で時に肝を冷やすような作業が続いているからだ。安全資産への資金シフト――10年物の米国債利回りは5日に約4.84%に低下(価格は上昇)――は、いくらか見直しが進んでいることの表れだ。投資家は今週、中間選挙の選挙戦を通じて明らかになった、データセンター建設に反対する動きにも反応した。5日の値下がり率上位銘柄には、半導体メーカーやクラウド企業、データセンター建設に関わるその他の企業が名を連ねた。テック株の比率が高いナスダック総合指数は前日比5.52%下落し、時価総額で約2兆5000億ドル(約395兆円)が失われた。
【社説】政治が市場を揺るがす
テック株の調整が続けば、米政府は新たな経済下支え策を迫られる可能性も
特集
あなたにおすすめ







