スコット・ベッセント米財務長官は激怒していた。 その直前、ドナルド・トランプ米大統領から、ミネソタ州のソマリア系コミュニティーにおける不正疑惑を調査するよう求められていた。そしてベッセント氏は、財務次官の一人が対応を引き延ばしていると考えていた。今年1月に財務省で行われた会合で、ベッセント氏はジョン・ハーリー財務次官(テロ・金融情報担当)を問い詰め、補佐官らの前で怒鳴り散らし、罵声を浴びせた。この件を直接知る関係者らによると、ベッセント氏の声があまりにも大きかったため、近くで働いていた職員にも聞こえるほどだった。数週間後、ベッセント氏は補佐官らと、上院の承認を経て就任したハーリー氏を財務省外のポストに移す案について話し合ったという。その後、ハーリー氏は経済協力開発機構(OECD)の米国大使に転じた。これは、ベッセント氏が任期中最大の試練に直面していた時期に同省で起きた、一連の高官離職の一つだった。
ベッセント氏率いる米財務省、緊迫と離職の内幕
物価高と借り入れコストが焦点となり得る中間選挙を控え、ベッセント財務長官は高官らを叱責 壁にバインダーを投げつけたことも
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