売りが続いていた米国債市場に、ようやく明るい材料が出てきた。最近の売りを増幅させた要因とされる市場の「ゆがみ」が勢いを失いつつあり、米国債利回りの上昇も失速するとの期待が広がっているのだ。ここ数週間に米国債利回りが急上昇したことで、他の市場にゆがみが生じ、住宅ローン担保証券(MBS)と米国債先物という二つの人気商品の残存期間が長くなっている。債務証券の残存期間が長くなるほど、投資家は金利変動の影響を受けやすくなる。投資家はこれに対応する形で、10年債や30年債といった長期米国債の売りにつながる動きを取った。これにより悪循環が始まった。しかし、このサイクルがどこまで進むかにはテクニカルな限界もあり、投資家やアナリストは現在、減速の兆しを見て取っている。
米国債売りがようやく一服、その理由とは?
利回り上昇がMBS市場などに波及し、米国債売りが増幅した。市場ではこのサイクルが収束しつつあるとの見方が浮上
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