仕事をしていると、どうしてもやる気が出ない日がある。やらなければならないことは山積みなのに、なかなか手が動かない。そんなとき、気持ちを切り替えて仕事に向かうにはどうすればいいだろうか? そのヒントを話題の書籍『仕事・人間関係で損する人、得する人』(伊庭正康著)をもとに、ライター・清家茂樹氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
Photo: Adobe Stock
1:仕事を「気分任せ」にしない
仕事をしていると、「今日はどうしても気が乗らない」という日もある。
原稿を書かなければならないのに筆が進まない。細かな修正が面倒に感じる。
そんなとき、つい「やりたくない」という気持ちを、そのまま仕事をするかどうかの判断基準にしてしまいがちだ。
でも、ちょっとしたことで変化する気持ちなんてものに、仕事の判断を委ねてしまっていいのだろうか。
『仕事・人間関係で損する人、得する人』の著者・伊庭正康氏は、仕事に向き合う姿勢について、こう述べている。
――『仕事・人間関係で損する人、得する人』より
これは、「気持ちを無視して頑張れ」という話ではないのだろう。
気が乗らない日や嫌な出来事があること自体は仕方がない。
大切なのは、そのときの気分だけで仕事をするかどうかを決めないことだ。
わたし自身、仕事をしていて「面倒だな」と思うことは当然ある。
ただ、そこで「面倒だからやらない」と決めてしまえば、仕事は進まない。
一方で、「この原稿はなにを伝えるために書いているのか」「この修正をすることで、読者にとってどんな記事になるのか」と考えれば、やるべきことが少しちがって見えてくる。
2:仕事を「プレイ」ととらえる
この考え方とセットで紹介されているのが、仕事そのもののとらえ方だ。
――『仕事・人間関係で損する人、得する人』より
「ワーク」と聞くと、どうしても「やらなければならないもの」という印象を受ける。
一方、「プレイ」と考えるなら、同じ仕事でも「どう攻略するか」「どうすればもっと面白くできるか」と、自分なりの工夫を入れる余地が生まれる。
特別な能力を身につけるのではなく、「視点」を変えるだけでいい
本書に書かれているこの2つの項目をわたしが読んで面白いと思ったのは、どちらも特別な能力を身につけろといっているわけではないことだ。
仕事そのものを変えるのではなく、仕事に向き合うときの視点を変える。
それだけでも、気持ちに振りまわされる場面は減らせるのではないか。
「今日はやりたくない」。そう思ったときこそ、気持ちではなく目的を見る。
そして、ただこなすのではなく、少しでも「プレイ」に変えてみる。
仕事を楽しめるかどうかは、仕事そのものより、「仕事をどうとらえるか」で変わるのかもしれない。
『仕事・人間関係で損する人、得する人』は、そんな視点を変えるヒントを教えてくれる1冊だ。








