トランプ米政権の矛盾は続いている。ある日はロシアのウラジーミル・プーチン大統領からディーゼル燃料を購入し、ウクライナでのプーチン氏の残忍な手法での征服を後押しするかと思えば、次の日には空軍大将が、その同じ戦争を拡大しないようプーチン氏に警告する。こうした二面性が今週、はっきりと表れた。欧州連合軍最高司令官のアレクサス・グリンケウィッチ米空軍大将は12日、ワルシャワで開かれた会議で、プーチン氏が北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃した場合の「勝利の理論」を明らかにした。プーチン氏は欧州にドローン(無人機)を送り込み、その防衛体制や西側諸国が対応に本気かどうかを試してきた。グリンケウィッチ氏は、NATOには平和維持以外の野心はないと述べ、NATOに脅かされているというプーチン氏の虚偽の主張に反論した。