データセンター開発会社は、かつてない規模の電力供給を電力会社や送電網運営会社に求めている。だが電力業界から返ってくるのは、意外な反応かもしれない。それは「本物か?」だ。人工知能(AI)ブームはまれに見る電力需要の急増をもたらしており、業界は大盛況のはずだ。だが増加ペースがあまりに速く、実現可能な案件と実現しない可能性がある案件を見分けるのが難しくなっている。電力会社は自社主導で投資計画を立てて他の顧客を守るため、現実的な案件とそうでない案件をふるいにかけようとしている。そのための手段が、割高な電気料金、長期契約、担保、エンジニアリング調査の高額手数料だ。電力会社はジレンマに直面している。送電網インフラが不十分だと大きな機会を逃すリスクがあるが、作りすぎても問題が生じかねない。送電網の費用は顧客が分担するため、データセンターの計画が頓挫すると、他の顧客がそのコストを負担して電力会社の投資回収を手助けすることになる。
米で「幽霊」データセンター増加、実需見極めが課題
データセンター建設計画の実現性を見極めるため、電力会社は割高な料金と担保を要求
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