スマートフォンを眺めながら、頬杖をつく女性写真はイメージです Photo:PIXTA

仕事を始めようと思っても、なかなか集中できない――。米マイクロソフトのエンジニアである筆者も、かつては思うように仕事が進まず、悩んでいた。しかし、「ある習慣」を見直した結果、仕事の進み方や疲労感に大きな変化が生まれたという。その方法とは?※本稿は、エンジニアの牛尾 剛『持たざる者の戦略 エンジニアがやっている努力を超えた行動設計』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

なかなかスイッチが入らない
朝のある習慣が影響していた

 僕はとにかく、スイッチが入るのがとても遅い。週末などは「あれもしたい」「これもやらなきゃ」と考えているうちに、気づけば夕方になっていることも多かった。そして、1日が終わると脳がクタクタに疲れ切っている感覚があった。

『DEEP WORK』(カル・ニューポート)という本やそれに関する動画を見てこの問題がようやく解決したので、その方法をシェアしたい。

 以前の自分の1日は、だいたいこんな流れだった。

 朝起きたら、まずベッドの中でスマホを手に取り、SNSを眺めたり、仕事の通知を確認したり、漫画を読んだりする。やる気が出ないと、ランニングに行きたいと思っていても、「今日はいいや」「明日からにしよう」と先延ばしにしてしまう。

 朝食はオートミールと卵が定番だが、それを作りながらYouTubeを観る。出かける準備を済ませて出社し、会社に着いたらまずコーヒーを淹れる。その後、メールをチェックし、今日の予定を立てる。

 しかし、その間にも通知が飛んでくるので、それに対応しているうちにあっという間にチームのスタンドアップミーティングが始まる。