ミーティングが終わると、もう昼の時間だ。「午前中、ほとんど何も進んでいない」と落ち込む。
午後は多少頑張るものの、頭はあまり冴えておらず、何とか踏ん張って夜まで作業を続ける。しかし、夕方にはグッタリしてしまい、「自分の能力を生かしきれていない」「100%の力を使えていない」という感覚に悩まされた。
『DEEP WORK』や動画を参考にして、自分なりに次のようなルールを定めた。非常にシンプルである。
●意思決定を最少にするように行動する
●午後3時までは、スマホやタブレットを見ない。Webサーフィンもしない
この2つについて詳しく説明する。
意思決定が少なければ少ないほど
頭のエネルギーは節約できる
人間が1日に行える「意思決定」の数には限りがあり、上限に達すると疲労してしまう。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが同じ服を着続けているのも、そうした意思決定の回数を減らすためだと言われている(偶然にも、自分も毎日の食事が同じであり、それはいい習慣だったのかもしれない)。
この考えを応用すれば、意思決定が少なければ少ないほど、頭のエネルギーは節約できる。
自分の場合、プログラミング、設計、戦略立案といった思考を要する仕事が多いため、そこにすべてのリソースを使いたい。SNSを見るだけでも「次にどれを読むか」「どれをクリックするか」など、無数の意思決定をしてしまう。たとえ些細なことでも、それが積み重なると脳のリソースを奪っていく。
だからこそ、スマホを午後3時までは見ない。
まったく見ない、だと逆に気になると思うので、3時以降に見ると決めておく。頭の中で「これ、どうなったかな」「あれ、調べようかな」といった考えが浮かんでも、瞑想のように「今は考えない」と決めて、追い払う。必要であれば、指令書メモ(編集部注/作業開始前、紙やツールにやることを書き出す、牛尾氏のタスク管理術)を書いて忘れる。今は脳のCPUを使用しない。
意思決定を減らすために、自分の中で「こうする」と決めたら、迷わず実行する。たとえば、朝起きてゴロゴロしたくても、「ランニングすると決めたら、即実行」である。ランニング中も「遠くを見る」「立ち止まらない」という最低限のルールを設定し、それを淡々と守る。
考えない、迷わない、判断しない。それだけで脳の消耗を防げる。







