スウェーデンのリクスバンク(中央銀行)は、ロシアによるサイバー攻撃などで電力網や通信網が機能停止に追い込まれた場合、買い物の際に現金を使わない自国の消費者がどうなるのか懸念してきた。その対策として今年7月から、スウェーデンの消費者はインターネットに接続していなくてもマスターカードとビザのクレジットカードを使って生活必需品を購入できるようになった。リクスバンクはさらに対策を強化し、ビザやマスターカードを使わずとも、現地のモバイル決済システム「Swish(スウィッシュ)」でもオフライン決済を可能にしたい考えだ。リクスバンクのエリク・テデーン総裁はインタビューで、「この地政学的な状況全体がもたらした教訓は、システムの運営に予備の手段を持たせる必要があるということだ」と説明した。