「なんで学校に行きたくないの?」。子どものことを心配するあまり、ついこんな質問をしていませんか。親としては理由を知りたいだけでも、子どもにとっては「問い詰められている」と感じる質問かもしれません。実は、何気なく使っている「なぜ」「どうして」が、親子の信頼関係を少しずつ壊してしまうことがあるのです。今回は『子どもとの関係が劇的に変わる「なぜ」と聞かない子育て術』から、「質問の落とし穴」について解説します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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子どもに「なぜ」を使うな
みなさんは、次のような質問をしていないでしょうか。
一番最近、子どもに次のような「◯◯したら?」と言ったのはいつだったか、思い出してみてください。
「なんで先生に相談しないの?」
こういった問いかけを、私は「おせっかい型のなぜ」と呼んでいます。子どもとの関係を悪くする、よくない質問です。今回はその理由について、考えていきましょう。
質問のフリをした「いらぬおせっかい」
実は先ほどの質問は、次のような意味を含んでいます。
・「なんで先生に相談しないの?(相談したらいいじゃない)」
つまり、質問のテイをした、おせっかい・助言・アドバイス、時には命令なのです。
あなたが子どものとき、頼みもしない助言や提案を親からされて、素直に受け入れたことがどれだけあったでしょうか? こういった言い方をされて、実際にその通りに行動を変えたことが、どれほどあったでしょうか。
つまり、親としては子どものためを思っているつもりでも、子どもにとってはいらぬおせっかい、なわけです。
親子には「絶対的な力関係」がある
親は、何かにつけて子どもにアドバイスをしたがるものです。「~したら?」「なんで~しないの?」のような言い方は、子どもからすれば「面倒なだけ」。ときには「なぜ質問」のかたちとなり、子どもに大きなプレッシャーを与えてしまいます。
親子の間には、絶対的な力関係があります。
普段意識するにしろしないにしろ、親子の間には強い力関係があります。わかりやすいのが経済的な力関係でしょう。スマホも、ゲームも、今日のご飯も、進学できるかどうかも、親は子どものすべてを握っています。つまり、子どもは常に親の支配下にあります。これが絶対的な力関係でなくてなんでしょう。
そんな存在である親から「なんでまだ起きてるの?」などと言われたら、子どもは本能的に自己防衛します。つまり寝ない言い訳を作ったり、寝たフリだけしてしまうのです。






