Photo:San Francisco Chronicle/Hearst Newspapers/Gettyimages
歩行者として横断歩道を渡るとき、道をふさいでいるクルマに出くわしてイラっとした経験がある人も多いのではないでしょうか。一方、クルマを運転中、赤信号になったときに停止線の手前で止まることができず、横断歩道上に停車して気まずい思いをした人もいるはずです。こうした事態はなぜ発生し、どうすれば防げるのでしょうか。(編集者 高橋 満)
歩行者信号が青なのに
「横断歩道をふさぐクルマ」はなぜ?
交差点付近を歩いていると、歩行者用信号が「青」、車両用信号が「赤」なのに、横断歩道の上に停車しているクルマに出くわすことがあります。
はっきり言うと、停止線を越えて横断歩道をふさいでいるクルマは、歩行者にとっては邪魔です。
そのため、イライラを抑えきれず、クルマの横を通るときに、運転席のドライバーを睨みつける歩行者を見かけることもあります。
こうした際、自分のミスに気付いたドライバーが、歩行者と目を合わせないようにしている姿も“あるある”です。なんとも気まずい空気が流れる時間です。
では、なぜドライバーは「やってはいけない」と認識しているにもかかわらず、横断歩道をふさいでしまうのでしょうか。今回は、その理由を掘り下げていきます。
クルマが横断歩道をふさいでしまう原因の一つとして、ドライバーによる「信号機のルール」への誤解があるのではないかと筆者は考えます。
道路交通法では、青色の灯火は「進むことができる」、黄色と赤色の灯火は「停止位置を越えて進むことができない」と定められています。
黄色信号が表示されたとき、進んでよいのは「停止位置に近接していて、安全に停止することができない場合」に限ります。にもかかわらず、黄色信号を「注意して進め」だと勘違いしている人が意外と多い印象です。
このように誤解している人が、車両用信号が黄色になったタイミングで「まだいける」と判断し、混み合った交差点に進入。交差点を渡り切る前に車両用信号が赤(歩行者用信号が青)になり、歩行者が横断歩道を渡り始めた――。こうした現象が起きている可能性がありそうです。
そして、「横断歩道をふさぐクルマ」のドライバーがやりがちなミスや誤解はまだまだあります。








