あなたは自分が「ドパガキ」だと思ったことはあるだろうか?気づけばスマホを眺め、あっという間に時間が過ぎてしまう……。この状態から抜け出そうと、使用時間を「少しずつ減らす」節制を試みては挫折していないだろうか。本記事では、『ドーパミン断ち』をもとに、「『ドパガキ』を治す方法」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「ドパガキ」を治す方法・ベスト1Photo: Adobe Stock

気づいたらスマホをイジっている…そんなことはありませんか?

「無意識にスマホを取り出してSNSをスクロールしてしまう」
「気づけば数時間が過ぎていた」

 あなたも、そんな行動に心当たりはないだろうか。

1億総「ドパガキ」社会の始まり?

 ネット上では、このように手軽なドーパミン刺激の虜になり、落ち着きや集中力を失ってしまった状態を、親しみを込めて(あるいは自虐的に)「ドパガキ」と呼ぶことがある。

 長時間の読書や映画鑑賞には集中できない。
 でも、ショート動画やタイムラインにはいくらでも時間を費やしてしまうのだ。

「ドーパミン断ち」をした時の話

 突然だが、私がいちばん幸せを感じるのは、夜ベッドに入ってからスマホを見ることだ。

「あと10分だけ」と思っているのに、手が止まらない。
 タイムラインを眺めているうちに、あっという間に深夜になる。

「今日こそは使用時間を30分だけに制限しよう」
「SNSを見る回数を少しずつ減らしていこう」
 そう心に決めて「節制」を試みたこともあった。

 しかし、いつも途中で挫折した。
 我慢しようとすればするほど、反動で以前以上にスマホに没頭してしまうのだ。

 では、こんな「ドパガキ」状態から抜け出すためには、どうすれば良いのだろうか?

なぜ私たちは途中で挫折するのか

『ドーパミン断ち』には、次のように書かれたページがある。

最も効果的なアプローチは、徐々に減らすのではなく、自分にとってさほど重要ではない習慣的な小さなスリルをひとつ選び、それを完全にやめることだと思い出そう。
中途半端に続けば、ドーパミンによる刺激への渇望は決してなくならず、いずれ意志の力が尽きてしまう。

――『ドーパミン断ち』より

 中途半端に刺激を与え続けている限り、ドーパミンの「もっと欲しい」という渇望は消えない。

 そのため、「見たい気持ち」と「我慢する意志」が戦い続けることになり、最終的に意志の力が尽き果ててしまうのだ。

「ドパガキ」を治す方法・ベスト1

 では、この過剰な渇望サイクルから脱出するにはどうすればいいのか。
 答えは明確だ。

「ドパガキ」を治す方法・ベスト1は、「きっぱり断つこと」である。

 たとえば、「スマホ依存をやめたい」なら、

・信頼できる人にパスワードを変更してもらう――そして、自分がSNSの設定変更を願い出ても、無視してほしいと頼む(p249)
・フォローを外す(p.252)
・アカウントを消す(p.250)
・インターネット接続機能のない携帯電話に買い替えてしまう(p.247)

 といったことを試してみよう。

 SNS上には、今すぐ絶対に知る必要がある情報はなく、他で得られない情報もない。
 クリックしなければ多大な損失が生まれるわけでもないのだ。