仕事に行きたくない…「奇跡の9連休後」に“仕事スイッチ”を入れる「ささいな習慣」とは?写真んはイメージです Photo:PIXTA

年末年始の休みが長く、それだけに休みボケをした人も多かったのではないだろうか。しかし、新年の仕事は気持ちを新たに迎えたいもの。ちょっとした習慣から始められるポジティブマインドセットで、晴れやかに仕事に挑もう。(フリーライター 武藤弘樹)

ある退職代行サービスでは
1月6日が過去最高の依頼件数

 この度の年末年始は土日がうまいこと噛み合って、勤め先によっては9連休が可能となり「奇跡の9連休」と呼ばれておおいに湧いた。そして例年以上のお祝いムードで正月に突入していき、そのまま平穏なムードが漂っていたが、連休最終日の1月5日、特に夕方以降は様子が一変して「休みがもう終わる」「仕事に行きたくない」といった旨の阿鼻叫喚がSNSを席巻した。

 ある退職代行サービスでは、連休明けの1月6日が過去最高の依頼件数となったそうである。報道によれば同社代表が「単に9連休が明けて仕事に行きたくないという軽い理由で選ばれたわけではない」と語ったそうだが、程度の差こそあれ、連休明けの仕事を億劫に感じる気持ちは多くの人に共通していたはずである。

 過ぎ去った9連休を惜しむ情はあれど、時間は待ってくれず仕事始めはいやがおうにもやってくる。そこにきて、できるビジネスパーソンは己を盛り立てていく気の持ちようが上手で、自分をうまく切り替えて大型連休後の仕事始めにスムーズに適応し始めている。

 では、具体的にどのような試みが、前向きに仕事に向かっていけるようになるのか。難しいことはなく、誰でも真似をすることができる具体的なテクニックやマインドセットをいくつか紹介したい。

 まず、真似をするハードルがいかにも低そうだが、効果がしっかり上がる小技からである。

 あるデキる女性会社員がこの冬休みにバッグを買った。少々予算オーバーだったが、デザインが素晴らしくたいそう気に入って一目惚れ。通勤にも使えそうである。年明けの仕事始めにこのバッグをデビューさせる予定であり、「連休が終わるのは残念だが、新しいバッグ(で出勤するの)は楽しみ」と語った。

 日常の何気ない一コマだが、いくつかのことを学ぶこともできる。