「なんとなくつまらない」。仕事や生活に大きな不満はなく安定しているのに、なぜか毎日が物足りなく感じられることはないだろうか。平穏で楽な生活を守ろうとすればするほど、かえって生きている実感が失われていく。その背景には、脳とドーパミンが深く関係している。本記事では、『ドーパミン断ち』をもとに、「つまらない人生を送る人に共通する特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「つまらない人生を送る人」に共通する特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

大きな不満はないのに、なぜか「毎日がつまらない」

「仕事も生活も安定しているのに、なぜか毎日が物足りない」
「自分の人生はこのままでいいのだろうか」

 あなたも、そう感じたことはないだろうか?

「楽で安全な道」を選び続けた先にある落とし穴

 最近、友人と話していてこう感じたことがある。

 社会人になってから、大学時代の頃のような無茶なことをしなくなった。

 仕事の疲労を大きくしないために、失敗や無駄な労力を避け、休日も家で無茶なことはせずに過ごす。
 そんな「安全で楽な道」を選び続けた結果、なぜか心が躍る高揚感や生きている実感は失われていたのだ。

 では、なぜ安全な環境にいながら「つまらない」と感じるのだろうか。

「退屈」の本当の正体とは?

『ドーパミン断ち』には、こんなページがある。

700年前、チョーサーは「慣れすぎは侮りのもと」と書いたが、彼が見抜いていたのは問題の半分にすぎなかった。
慣れ親しむことは、退屈も生む。そして退屈とは、挑戦という経験が欠如していることの別名だ。これは重要な点である。
人間はつねに少しは抵抗を必要としている。
だからこそドーパミンに駆り立てられる生物学的衝動は、環境がどれほど素晴らしく、好ましく、安全であろうとも、必ず頭をもたげるのだ。

――『ドーパミン断ち』より

 慣れは退屈を生む。
 そして、退屈になると人は刺激を欲してしまう。
 だからこそ、ドーパミンに駆り立てられ、ショート動画やSNSの誘惑に流されてしまうのだ。

「つまらない人生を送る人」に共通する特徴・ワースト1

「つまらない人生を送る人」に共通する特徴・ワースト1は、「適度な負荷や新しい挑戦を自ら遠ざけてしまうこと」だ。

 人間の脳は、適度な抵抗や挑戦を乗り越えるプロセスで活性化する。

 失敗を避けて「慣れ親しんだ安全」の中に閉じこもり続ける限り、どれほど恵まれた環境にいても人生が面白くなることはないのだ。

 読んだことのないジャンルの本を読む、行ったことのない場所へ出かけるなど、日常の中にほんの少しの「挑戦」を組み込もう。
 その小さなプロセスこそが、あなたの退屈な日々を鮮やかな人生へと変えてくれる。