本記事では、『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』の特別企画として、「挫折経験がありますか?」と聞かれたときの挫折経験がない学生におすすめの答え方を紹介します。
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「挫折がない」は、弱みではない
受験の大失敗も、部活の大けがも、人生を揺るがすような出来事もない。そんな平穏な学生生活を送ってきた人ほど、この質問に焦ります。
でも、心配はいりません。面接官が知りたいのは挫折の大きさではなく、つらいことが起きた時に、どう立ち直る人なのかです。
社会人になって壁にぶつかった時、同じように乗り越えられるか。つまり、簡単には辞めない人かどうかを見ているんです。
だから、挫折がないこと自体は不利になりません。不利になるのは、ないものを無理に作ろうとした時です。
「人生最大の挫折」を盛ると詰まる
たとえば、こんなやりとりを想像してみてください。
学生「サークルの大会で予選敗退したことが、人生最大の挫折です」
面接官「なるほど。そこから何か、行動は変わりましたか?」
学生「えっと……もっと練習しようと思いました」
面接官「具体的には、どう変えたんでしょう?」
学生「……」
小さな出来事を「人生最大の挫折」と話してしまうことで、話の重さと言葉が釣り合わなくなります。面接官の頭に浮かぶのは「それが人生最大の挫折?」という疑問。深掘りされるほど、苦しくなるのは自分のほうです。
挫折がない学生は「ない」と言い切っていい
では、どう答えればいいのか。答えはシンプルで、正直に「ない」と言ってしまうことです。
「正直にお伝えすると、大きな挫折を経験したことはありません。受験で第一志望に落ちたり、部活で結果が出なかったりした程度です。社会人になれば大きな壁にぶつかると思いますが、その時は逃げずに原因と向き合い、次の成功の糧にする覚悟があります。」
作った挫折話より、「小さな挫折しかない。でも、これからの挫折を受け入れる覚悟はある」と言える学生のほうが、社会人から見ればずっと頼もしく映ります。
続けて「失敗した時はどうしますか?」と聞かれたら、自分のやり方をそのまま話せば十分。「まずはちゃんと落ち込みます。散歩などで時間を置いてから、なぜ失敗したのかを紙に書き出して、次の行動を決めます」。大きな挫折はなくても、小さな失敗との付き合い方なら誰でも語れます。
本当に大きな挫折は、隠さなくていい
反対に、話すかどうか迷うほど大きな挫折を抱えている人もいるでしょう。家庭環境の話は避けたほうがいい、とよく言われます。それでも、自分に与えた影響が大きいという事実は変わりません。
最終面接で、両親の離婚を挫折経験として話した学生がいました。人事は家庭環境をネガティブに受け取ったような表情を見せ、結果は不合格でした。
ただ、それも結局は相性の問題。乗り越えてきた過去を評価してくれる会社もあれば、そうでない会社もあります。その事実をネガティブにしか見ない会社なら、最初から入らないほうがいいと思います。
挫折は、大きさを競うものではありません。面接官が最後に見ているのは、その経験を自分の言葉で語れるかどうか。あってもなくても、正直に話せる人が評価されます。








