ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領の予想外の再選は、同国の株式やその他の金融資産を急落させ、同氏の敗北を見込んでいた世界の投資家に痛手を負わせた。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによると、ブラジルレアルは26日に約8%下落し、1営業日としては1999年以来最大の下げ幅を記録した。同国の主要株価指数は14%下落し、1営業日として新型コロナウイルスの流行発生以来で最悪の下落となった。同指数の急落によりサーキットブレーカーが発動し、ブラジルの証券取引所運営会社は取引を一時停止した。ジャイル・ボルソナロ前大統領の長男であるフラビオ・ボルソナロ氏が10月上旬の大統領選第1回投票で左派のルラ氏を破ったことを受け、世界の投資家らはここ数週間、ブラジル市場に資金を投入していた。投資家らはボルソナロ氏の勝利見通しを歓迎し、同氏が歳出削減や規制緩和など投資家に有利な政策を実行するとの期待から、ボベスパ指数は過去最高値に達した。