「今日も結局、何もできなかった……」。仕事や家事に追われ、一日が終わるころには疲れ果てている。そんな毎日を送っていないでしょうか。忙しい日々のなかで、自分のやりたいことは後回し。気づけば、何年も同じような生活を繰り返している人もいるかもしれません。しかし、人生を充実させるために、特別な才能や大きな努力が必要なわけではありません。実は、日々のちょっとした習慣が、これからの人生を大きく変える可能性があるのです。では、人生で「最もリターンが大きい習慣」とは何なのでしょうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。』の著者クリス・ギレボー氏が、そのヒントを紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「限られた時間」を有意義に使うには?
「毎日忙しくしているのに、充実感がない」
「やるべきことをこなすだけで、一日が終わってしまう」
「もっと自分の好きなことに時間を使いたい」
そんなふうに感じることはないだろうか。
仕事や家事、人づきあいなど、私たちの毎日はさまざまな予定で埋まっている。
目の前のことを一つひとつこなしているうちに、気づけば一日が終わっている。
休日も、たまった用事を片づけたり、疲れを取ったりするだけで過ぎてしまうことがあるだろう。
もちろん、やらなければならないことを後回しにするわけにはいかない。
しかし、目の前の予定をこなすことばかりに気を取られていると、自分が何に喜びを感じ、何にストレスを感じているのかさえ、わからなくなってしまう。
たとえば、何となく参加している集まり。本当は負担に感じているのに、断れずに引き受けている仕事。
反対に、楽しいと感じているのに、忙しさを理由に後回しにしている趣味や、大切な人と過ごす時間。
そうした一つひとつを見直すだけでも、毎日の時間の使い方は変わっていくはずだ。
人生をより豊かにするために、必ずしも大きな決断や特別な努力が必要なわけではない。
むしろ、日々の生活のなかで、自分の気持ちに目を向けることが大切なのだ。
では、限られた時間をより有意義に使うために、どんな習慣を身につければいいのだろう。
増やしたいこと、減らしたいことは何かを考える
そのヒントになるのが、次の言葉である
本書の前半では、毎日の生活を通して、自分の時間の使い方を見つめ直してみることを提案した。このアイデアをさらに深めて、さまざまなことをしているときに、それについてどう感じるかに注意を向けてみよう。そして、「私は人生のなかで、何を増やし、何を減らしたいと思っているのだろう?」と自問しよう。
できるだけ具体的に考えてみよう。たいていの人は、喜びを増やし、ストレスを減らしたいと思っている。
あなたにとってストレスになるものは何だろうか? 喜びをもたらすものは何か?
以前の章の演習と同様、必ずしも、気づいたことに基づいて行動を起こす必要はない。自分が何を感じているかに注意を払うだけで、心の奥で考えていることをよい方向に変えていける。
1日を通して、自分が何をもっと求めていて、何をもっと減らしたいと思っているかを考えてみよう。
大切なのは、自分にとって何が心地よく、何が負担になっているのかを知ることだ。
何をしているときに楽しいと感じるのか。どんな時間を過ごしたあとに、疲れを感じるのか。
そうした自分の気持ちに目を向ける習慣があれば、限られた時間を何に使うべきかが、少しずつ見えてくる。
人生を豊かにする第一歩は、何かを新しく始めることではない。
自分にとって本当に大切な時間が何かを知ることなのだ。






