10月初め、JD・バンス氏の米上院議員時代の事務所および副大統領事務所の出身者らが、ホワイトハウスから数ブロックの歴史的ホテル「ヘイ・アダムス」の屋上で開かれた懇親ディナーに集まった。デザートの際、バンス氏支持の特別政治活動委員会(スーパーPAC)を率いていた長年の政治顧問、ルーク・トンプソン氏が立ち上がり、会場にいたバンス氏の元スタッフ数十人に感謝の言葉を述べた。出席者らによると、「この先どうなるかは誰にも分からない」と同氏は冗談めかして語った。「もしかしたら将来、また一緒に働くことになるかもしれない」それから1カ月もたたない米中間選挙投票日の当日、バンス副大統領はドナルド・トランプ大統領とともにホワイトハウスにいた。米国中を歴史的な「青い波」が覆い尽くし、民主党が大勝していた。 副大統領の携帯電話が振動した。長年の腹心が助言をテキストメッセージで送ってきた。次の大統領選への出馬は見送ることを検討したらどうか、というものだった。