『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!?ビジネス英語4週間集中プログラム』の著者、大島さくら子さんが教える、ビジネス英語のミニレッスン。今日も役立つフレーズを紹介します。

英語嫌いでも大丈夫!

 突然ですが、みなさんは英語が好きですか?
 私は企業研修も担当していますが、よく「私は英語が嫌いなんですけど大丈夫でしょうか」と、心配そうに訴えてくる方がいます。
 上司の命令や昇格試験のために無理やり参加している方もいるからです。

私はそんな方には、「英語が嫌いでもまったく構わない」と答えています。
 確かに英語が好きな方が学習意欲が湧きやすく、楽しいと思う気持ちに早くなれるでしょう。

 でも、そうでなくても、「英語で交渉をバリバリやっている自分」「スマートにプレゼンをこなす自分」「辞書を使わずに自由自在に英文メールを書いている自分」など、英語を駆使してビジネスをしている自分の姿を強くイメージすれば、モチベーションは上げられます。

気持ちが萎えそうになったときは、みなさんも、自分の未来の姿を思い浮かべて乗り切っていきましょう!

「かまわない」のさまざまな言い方

 では、今日のレッスンを始めましょう。

 「パーティに参加できないかもしれない」と申し訳なさそうに相手に言われたときに、「参加できなくても問題ないですよ→かまわないですよ」と伝えるつもりで、

 I don’t care if you can’t join the party.

 と言ったら、相手はどんな気持ちになるでしょうか。

care ~は、「~を気にする/かまう」という意味ですが、do not careは「かまわない」というよりも「気にしない」という意味合いを持つので、どちらかと言うと「どうでもいい」という、相手を突き放す投げやりな印象を与えてしまいます。

 つまり、「あなたがパーティに参加できなくても、どうでもいいです」と伝えてしまっているのです。