『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!?ビジネス英語4週間集中プログラム』の著者、大島さくら子さんが教える、ビジネス英語のミニレッスン。英語が必要な場面に遭遇したときに役立つフレーズを紹介します。

ビジネスで「I don't know.」と言いたいとき

 連載2回目の今日は、「わからない」と伝える言い方です。
 質問に対して答えられず、「わかりません/知りません」と伝える際、つい、I don’t know.と言ってしまいがちですが、これはぶっきらぼうで、相手を突き放した感じがあるので気をつけましょう。

 I don’t know.ではなく、I’m not sure.を用いると「確信がもてないのですが」「わかりかねます」「定かではありません」と丁寧なニュアンスで相手に伝えることができます。

 わからないことがらが何かを説明する場合は、I’m not sureのあとに、about~「~に関しては」を続けます。例えば、

I’m not sure about the source of information.「その情報源はわかりかねます」

 あるいは、疑問詞〈where/when/which/what/why/how + 主語 + 動詞〉、または、〈if + 主語 + 動詞〉の構文を用いて、確信の持てないことがらを説明します。例えば、

I’m not sure what the problem is.「問題が何なのかよくわかっていません」
I’m not sure if we can make it at this point.「今の段階では実現できるかどうか、定かではありません」

 などと言います。

 もし、I don’t knowを使うのであれば、I’m afraid、Unfortunately、I’m sorry, but「申し訳ございませんが」の一言を文頭に付け加えましょう。ワンクッション置くことで、だいぶやわらかな印象になります。