手帳の主な機能の一つ、時間管理。和田裕美さんは「忙しいのにストレスがなさそう」と言われることが多いという。そこには不器用だったゆえに、やらなければならないことを思い切って減らし、自分の時間を大切に使いながら忙しい生活を楽しむ工夫があった。和田さんの時間の使い方を語っていただくとともに、休みの日を色で明確に印象づけている手帳愛用者を紹介する。

不器用だから大切なことだけ残す

 今年の夏は暑かったですね。みなさんは熱中症になったりしませんでしたか?

 私のお盆は、東京に居残りで自宅仕事をしておりました。会社はお休みですし、周囲は夏休みで帰省しているし、なんだか暑すぎるし、孤独だし……と次第に集中力も低下し、暇ではないのに退屈な時間があったわけなのです。

 そこで、「暑いんだからお休みだからこそ、無理して遊ばないで家でごろごろするのがいいのだ!」と自宅のベランダにネット通販で買ったビニールプールを出して、自前のプールを創りました。私だけのリゾートの完成です。

 そして、愛犬モモを水浴びさせながら、私は足を水につけて炎天下でビールを飲みながら、ホテルのプールをイメージしていました。

 一日一歩も外に出ず、「ああ、すっぴんでぼさぼさが快適!」と、束の間の休みを満喫しました。