人とモノ、コトが集まり世界に向けて発信される「HARAJUKU Kawaiiカルチャー」は日本を代表する文化として認識され始めています。原宿の持つ独特なカルチャーがどのように生まれて、どう発展しているのか。その実態について前編、後編にわたってお送りします。
原宿・竹下通りにオープン
新たなKawaiiの発信拠点
2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まりました。日本中がこの話題で沸いていますが、その本拠地となる新・国立競技場の近く、原宿が2020年を待たずして盛り上がり始めています。
ご存知の方も多いと思いますが、原宿は世界では「HARAJUKU」として有名になり始めています。特に原宿から生まれる「Kawaii カルチャー」が世界中の若者から「かわいい!」と評判になっており、海外からの観光客も必ず原宿を訪れるというくらい、日本訪問時に欠かせない観光スポットです。その原宿にまた新たな聖地が生まれました。また、原宿周辺には「Flying Tiger Copenhagen」や「ASOKO」など雑貨関係の新店も続々オープンしています。
なかでも、「CUTE CUBE HARAJUKU」(キュートキューブ ハラジュク)は、原宿の新たなランドマークとして注目です。
三菱商事都市開発株式会社(東京都千代田区)が原宿・竹下通り沿いに開発を進めてきた商業施設で、9月6日にオープンしました。
「CUTE CUBE」とは、「女の子のカワイイがたくさん詰まった宝箱」という意味です。原宿のカワイイパワーを集め、そのパワーを世界に発信していく場所になりたいという意味が込められていると言います。
ロゴのデザインは古平正義氏に依頼し、「CUTE(キュート)」を“かわいい”や“ここに集う人々”を抽象化した正円で表し、「CUBE(キューブ)」を同施設の意匠を示す言葉として2次元化した正方形で表し、2つの単語を並べることで視覚化させているということです。