そもそも給与とは、

<従業員の働きぶりに期待して前払いするもの>

 と考えられています。ゆえに短期的な業績より将来に向けて会社が期待する役割を担ってくれた人が大幅に昇給したりするもの。会社は給与を支払うために「等級」「役職」などを細かく設定しています。まさに社員がランク分けされているのです。そのランクを上げない限りは、どう頑張っても給与には天井があり、昇給は微々たる上げ幅に終始します。

 おそらくGさんの同僚である海外業務を任されたTさんは、ランクが高い役割を任されたので、大幅な昇給額を得たに違いありません。ちなみに営業職で高い業績を上げたら、それはボーナスに反映されているはずです(Fさんのボーナスはそれなりに多かったようです)。

 さて、大幅な昇給額を得るには、社内でのランクを上げる必要あるとお伝えしましたが、具体的にはどのようなときにランクは上がるのでしょうか。例えば、

・Tさんのように会社の期待が大きい業務を任されたとき
・管理職に任用されて社内の役割レベルが上がったとき
・難易度の高いプロジェクトの責任者を任されたとき

 こうした機会を得ると、景気が良かろうが、悪かろうが高い昇給額を得られる可能性が大きくなります。

 つまり、現状と同じ仕事の延長線では、大幅な昇給が見込めないのです。今回登場した2人も、ただ今の仕事で業績を上げるだけでなく、自分が担う役割のレベルを上げるための努力をしなければならないのではないでしょうか。

 

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