皆様、はじめまして。美的収納プランナーの草間雅子です。

 私は企業の社長秘書や役員秘書を経験した後、収納プランナーとして長年、数多くのクライアントの方々に接してきました。さらにプライベートで出逢った方々も含め、周りのいわゆる“デキる男”と呼ばれる人たち、稼ぐ力のある男性たちと接するなかで、彼らにはある共通点が存在することに気がつきました。

 私は収納のプロですので、ついつい「収納」という観点から何でも物事を観察したり、「収納」と「人生のアウトプット」を結びつけて、その因果関係を掘り下げて考えてしまう習性があります。

 そうした観察や分析の結果、1つはっきりと申し上げられるのは、仕事がデキる男性(しかも突き抜けて!)は、身の回りがいつも整然とし、日頃から整理や収納がキチンとできているということです。その一方で、やる気も能力も十分にあるにもかかわらず、結果が残せていない男性、いわゆる“ダメリーマン”の方々は、机が汚かったり、整理整頓ができていないことが少なくありません。

 では、

 彼らに共通する「デキる男の資質」とは何なのでしょうか?

 そして、「収納」と「デキる男」には、どんな関係があるのでしょうか?

 数多くの事例を通して、私が気づいた主なポイントは5つです。

1、流行に流されない、決断力がある

 まず、形があるもの、無いものを問わず、その時何を選び取るかに「自分なりの基準=マイルール」があり、それに基づいて速やかな選択・決断ができている点です。

 形があるものの例で言えば、買い物の仕方が顕著な例。あれこれ無節操に買い漁るのではなく、「このメーカーのこのボールペンが好きだから、コレを買う!」といった具合に、どんな小さな物に対しても、その人なりにその物を選ぶ・持つ理由――使い心地だったり――が必ずあります。なので、むやみやたらに流行に流されません。

 そして、形がないもので言うなら、「情報」がいい例でしょう。デキる人は、基準が自分の中にあるので、情報に踊らされず、その時々の自分にとって適切な情報を速やかに取捨選択。優柔不断になりません。決断力があるともいえます。これは女性からは、とても頼もしく見えるはずです。

 また、決断を先延ばしにしない行動力、継続できる意志の強さや覚悟もあります。それが実現できる環境も整っている結果、必要のないモノや未完のタスクもむやみに増えないのです。