本屋で、伝え方の本がずらり

 最近、本屋に行ってみたことがありますか?コミュニケーションについての本がずらり並んでいます。コーナーができている本屋もあります。「伝え方が9割」は6ヵ月連続ビジネス書1位(日版調べ)で、記録を更新中です。ここまでコミュニケーションに関する本が発売されている年はめずらしいそうです。しかも、売れています。コミュニケーションに悩んでいる人、課題に思っている人がふえたのです。その理由はいくつかあります。

 まず、FacebookとTwitterの登場があります。自分の発言が、不特定多数に評価されてしまう時代が来たのです。Facebookでは、自分の書いたコトバが「いいね!」ボタンによって、客観的な採点がなされてしまいます。前回は30いいね!がついたのに、今回は5つしかつかないと、「なぜだろう?」と悩むのです。

 次に、中国の製品に安さで圧倒され、韓国の主要家電に販売数で抜かされ、今まで黙っていたコミュニケーションベタな日本人が、いよいよ本気でなんとかしようと動き始めたことにあります。