IFTTTを介して自分が利用している複数のサービスにログインすると、サービス同士を連携させることができるようになる。例えば、「Facebookに写真をアップロードしたら、その写真をEvernoteに保存する」とか、「Instagramで写真を共有したら、Dropboxにその写真を保存する」「1月1日になったら『謹賀新年』とツイートする」などの連携が可能だ。

「グーグルグラス」と「イフト」<br />――2014年のデジタルな日常に望む「IFTTT」のWebサイト

 アプリによっては、自社サービス以外にソーシャルメディア上での共有を目的にサービスを連携させているものもある。例えばInstagramは、Facebook、Twitter、Flickr、Tumblr、Foursquareに同時に写真を投稿することができる。しかしここに含まれないサービスと連携させたい場合、今までは誰かもしくは自分でプログラミングをしなければならなかった。

 IFTTTはこうした問題を解決する。プログラミングなしで、サービスにログインしてマウスでサービス間の情報の流れを選択するだけで、2つのサービスを連携させることができるのだ。きっかけとなるサービスと、操作するサービスを選び、その情報の流れを選べばレシピが出来上がり。

 Web 2.0はサービス同士が連携することが象徴的だったが、IFTTTではそれを自分の思い通りに操作できるようになった。しかしWeb 2.0時代と変化したこともある。

 IFTTTは、カレンダーや時刻をきっかけにしたり、天気のデータを利用することもできる。例えば、雪が降りそうだったらメールで知らせる、といった具合だ。また、腕に付ける活動量計「UP by Jawbone」と連携し、1日に1万歩歩いたらTwitterに投稿することも可能である。さらにフィリップスのWi-Fiとアプリでコントロールできる電球「Hue(ヒュー)」にも対応しており、日の入りと同時に電球を赤くする、といった操作にも対応する。

 つまり、かつての「Web 2.0」では連携するサービスがウェブ上にしかなかったが、現在は時間や天気といった環境の情報や、家の中の電球といった生活に関係する機器まで対象になっている。

2014年のデジタルな日常とは

 Google Glassでデバイスを身につけ、家の中も含む生活環境とウェブが連携する。近未来のような話が既に実現している状態で我々は2014年を迎えている。これまで、デジタルとアナログ、バーチャルとリアル、といった分け方で捉え、我々はアナログでリアルなサイドにいる、と認識してきたかもしれないが、そうした分け方や立ち位置はすでに機能しなくなっている。

 すなわち、デジタルもリアルも混ざった状態が、我々が過ごしている「1つの世界」ということになる。

 そう捉えると、デジタルによって新しく発生したように見える問題も、現在身の回りに存在している問題ととらえることができるし、逆に、現実世界の問題解決にデジタルを活用するという思考も、自然に進むのではないだろうか。