年始から、一部のツイッター上で議論となっていたのが、電車に子どもを乗せる際のマナーについて。昨年も漫画家のさかもと未明氏が飛行機に子どもを乗せるのは子どもにとっても負担が大きく、周囲の迷惑になるという内容を書いた雑誌記事がネット上に転載され、「炎上」するという出来事があった。新幹線の乗降客の多い年末年始の時期に再び持ち上がったこの話題。公共交通機関でのマナーについて、世間の人々はどう考えているのか。

車内で泣く子ども
「舌打ち」ぐらいはしてもいい?

 Twitter上のつぶやきをまとめているTogetterの「子供が車内で騒いでいたら 舌打ちぐらいはしてもいい?」というトピックを見てみよう。

 ことの発端は1月5日。NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏が「今、新幹線で後方の席の子どもが泣いてて、隣の席の女性がうるせーな、って言いながら舌打ちしたんだけど、そういう人は新幹線自由席じゃなく、車で移動すべきだ。公共交通というのは、老若男女、色んな人が乗るもの。公共圏は、我々が当事者意識と寛容によって生み出すものだと思う」とつぶやいた。

 これに「舌打ちくらいいいんじゃないかと思ったりするwww」と反応したのが堀江貴文氏。しばらく2人のやり取りが続き、どちらもフォロワー数が多いこともあって、さまざまな意見が噴出した。

 また、乗車マナーの話題とは少しズレるかもしれないが、混雑に見舞われた新幹線車内で「立っているお年寄りをグリーン車に乗せるべき」とツイートしたアカウントが、「金を払っていないのにグリーン車に乗せろという主張はおかしい」といった反論を受けて「炎上」するということもあった。(参考:『超混雑だった東海道新幹線の乗客が「立っているお年寄りをグリーン車に乗せるべきだ」とツイート→炎上』

 年末年始の時期は家族連れの移動が多く、子どもや高齢者の利用が普段より多いと推測される。公共の場である電車で、社会的弱者である存在と接することが普段より多い時期とも言えるだろう。どちらもこの時期ならではの話題だったという印象だ。

駅と電車内の迷惑行為ランキング
1位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」

 昨年12月20日に、日本民営鉄道協会が発表した「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を見てみよう(※)

(※)調査期間は2013年10月1日~11月30日。日本民営鉄道協会のホームページ上で実施。回答総数は2913人。