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「年収アップ」「福利厚生が充実」。好条件の会社に転職したはずなのに、なぜか毎日が苦しい…。実は、多くの人が転職サイトのスペックだけに目を奪われ、入社後の満足度を左右する「決定的な要素」を見落としています。企業の“外見”だけで判断するのは、相手の顔だけで結婚を決めるのと同じくらい危険です。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
企業の外見だけで
入社を判断してはいけない
就職や転職で企業を選ぶ際に、何を基準にしていますか。
仕事内容や給料、福利厚生、残業時間、フレックスの有無といった条件に目を向ける人は少なくありません。
たしかに、やりたい仕事内容で、給料が高く、福利厚生も充実、勤務時間が短く、休暇もとりやすい会社に入社したほうが何となく幸せだろうと考えてしまうのもわかります。しかし、給料や福利厚生だけで会社を選ぶのは非常にリスクが高いと言えます。
なぜなら、目に見える「条件」というものは、あくまで会社が提示する「外見」に過ぎないからです。多くの求職者がこうした条件や制度の華やかさに目を奪われ、肝心な「内面」を確認せずに入社を決めてしまいます。
その結果、仕事内容や条件、働き方には何も問題がないのに、なぜか心身ともに削り取られていくという、不可解な苦しみを抱えている人もいます。
結婚相手を見た目の好みやスペック面だけで選ぶ人はいないと思います。実は、企業選びも同じように考えるべきだと言えるのです。
「年収アップに成功したはずなのに、以前より不幸に感じる」「休みは増えたが、仕事のことを考えると憂鬱になる」……。こうした悲劇が後を絶たないのは、私たちが働くうえで、条件以上に「幸福度」を左右する決定的な要素を無視してしまっているからです。募集要項を見るだけではわからない、その会社の本質を見抜く視点を持たなければ、どれだけ転職を繰り返しても満足する職場にはたどり着けません。
では、入社してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためには一体どのようなポイントを重視すべきなのでしょうか。







