「インドネシアの持つ大きなポテンシャルが十分に花開くためには、これらの問題解決も不可欠で、国の改革が進む事に期待します。 2014年は大統領選が行われますが、この動向にも要注目です」

 中里さんも注目するこの大統領選に伴って先鋭化すると思われるのが、賃上げの動きです。インドネシアでのWebマーケティングコンサルティング事業を展開するアドウェイズ・インドネシアのCEOである高野勇斗さんはこう語ります。

「リーマンショックが起きた後も(インドネシア)国内消費のおかげで経済が停滞せず、順調に伸びてきていることに対し、外資系企業の進出ラッシュなどもあいまって、ジャカルタでは雇用者数が増加。現在、賃上げデモが多数起きています。昨年、ジャカルタの最低賃金は約40%も上がり、今年も20~30%の増加が見込まれています。今年は大統領選挙が控えていることもあり、それを見据えてますます賃上げデモが先鋭化するでしょう」

もしインドネシアで働くことになったら
給料はいくらもらえる?

 そんな急激な発展をしながらも、まだまだインフラなどには問題を残すインドネシア。もし今、日本人が働くとすれば、どんな仕事が待っているでしょうか。前出の中里さんに伺いました。

「ここ2、3年で日系企業の新規進出が相次いだ影響もあり、日系企業向けサービスに付随する業種・職種の求人が増えている印象で、ローカル企業が増加した日本人への対応のために、日本人を採用するケースもあります。

 例えば、日系企業向けの法人営業、カスタマーサービス等は当然として、新規進出企業の拠点スタートアップメンバーの求人も多く寄せられました。新規進出企業が増えれば、日系企業をサポートするコンサルティングの仕事も増えるので、会計有資格者のコンサルタント職や、IT系コンサルタントを求める声も随分、私の元に来ています。

 しかし、候補となる日本人人材は、まだインドネシア国内には非常に少なく、求人情報が顕在化していないケースもあります。ですから、条件とタイミングさえ合えば、非常に決まりやすい採用案件ではないでしょうか」

 では、現地で日本人が働いた場合、どれくらいの給与をもらえるのでしょうか?